東海大からドラフト7位で入団した中川皓太は今季でプロ11年目を迎え、投手陣の生え抜きでは最年長となった。「1年でも長く現役を続けたいです」と、ベテランの域に入るにつれて、頼もしさを増している。
近年は故障に悩まされ、2024年も15試合登板にとどまったが、昨季は4月に一軍に初合流すると、同19日の
ヤクルト戦(神宮)で23年6月8日以来、681日ぶりの勝利投手に。これで勢いに乗ると、セットアッパーとしてリーグ2位の63試合に登板し、自己最多の36ホールドを挙げた。「これまでケガをすることがあった中で、自分の体をより理解して、ようやく実を結んだ形になった」と故障がちだった数年を経て成功を手にした。
オフにはシーズン中に取得した国内FA権を行使せず、新たに3年契約を結んだ。「すごい悩んだんですけど、ジャイアンツでやりたいのが最後は勝った。あとは、このチームで日本一を経験していないことが自分の中ですごく大きかった」と“ジャイアンツ愛”で残留を決めた。
育成を含めて15人いた16年入団のドラフト同期は、育成1位だった
増田大輝だけになった。今春のキャンプは若手の力を試す一軍首脳陣の意向もあって二軍で過ごしたが、首脳陣の信頼は厚い。「勝ちパターンの決まったポジションを目指して、昨年以上の成績を出したい」と背番号41。伝統球団の重みを知る男が、今季もブルペンを支える。
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