春季キャンプイン前日の1月31日、全体ミーティングで選手会長の藤嶋健人はマイクを握り、「一人一人がリーダーになってやるつもりでやってほしい」と発言した。
今季からキャプテン制度が復活し、野手は
岡林勇希、投手は
高橋宏斗が就任も「2人だけが頑張ってもダメ。全員で頑張らないと、Bクラスにずっといるチームは動いていかない」と思いを込めた。
高卒10年目を迎える右腕はドラゴンズ愛に満ちあふれている。昨季、
中日の高卒投手では
板東英二以来2人目となる4年連続50試合登板を達成。オフには大台突破となる年俸1億2000万円(金額は推定)で3年契約を結んだ。
今季は順調なら国内FA権を取得する見込みだが「ずっとドラゴンズでやれたら」と誓った。
「僕は愛知県の人間。小さいころにドラゴンズの試合を見てプロ野球選手になりたいという夢を持った。強いドラゴンズを取り戻して、今の少年少女に自分のような思いを持ってほしい。そんな思いで契約しました」
選手会長としてはバットの乾燥機を設置したり、仮眠室も新設するなど、本拠地の施設向上にも一役買った。
どんな場面であろうとマウンドに上がり、昨季はともに自己最多となる60試合登板と23ホールドをマーク。順調にいけば、通算400試合登板も見えてくる。
「長年Bクラスにずっといて、『優勝しか狙わない』なんて、周りには何言ってんだと思う方もいるかもしれませんが、それでも優勝しか目指さないという強い気持ちを持ちたい。安心感を持ってもらえるような選手にもっともっとなりたい」
竜の元気印は、これからも健在。まもなくプロ10年目のシーズンが始まる。
写真=BBM