日本野球の水に慣れた今季は、本領を発揮する。順調に開幕への準備を進めてきたT.キャベッジの顔つきには、昨年までなかったような余裕が見て取れる。
「去年は相手の投手がみんな初対戦だった。自分にとっては新しいところがあったが、今年は2年目。誰がどういうボールを投げるか、投球スタイル、そういうところもある程度は把握できている」
来日2年目のシーズンへの自信を口にした左のスラッガーは、エンゼルス時代の2023年に3Aでトリプルスリーを達成。同年には3Aの試合で飛距離148.4メートルの超特大弾を放ったこともあり、大きな期待とともに昨季、巨人に入団した。
1年目は123試合の出場で打率.267、17本塁打、51打点、5盗塁。故障離脱やベンチスタートが続いた時期もあったが、後半戦に限れば52試合の出場で打率.306と確かな適応を見せた。アメリカでは「下半身の力をバットに伝えるという課題を主眼にオフのトレーニングに取り組んだ」と、今季に向けてパワフルな打撃に磨きをかけている。
今季は四番候補として、ブルージェイズに移籍した
岡本和真の長打力を穴埋めする役目を担う。一方、NPBで拡大ベースが導入されたこともあり、盗塁増にも意欲を見せる。「日本の投手は非常にクイック動作が早く難しいところもあったけど、2年目は研究してもっと(盗塁を)増やしたい」と、バットだけではなく足でも真価を示していく。
写真=BBM