
11年ぶり日本球界復帰の前田健。豊富な経験を楽天で生かしたい
新天地で最高のスタートを切ることはできなかった。3月31日、ホーム開幕戦となる
ソフトバンク戦に
前田健太が先発。昨季までメジャーでプレーした日米通算165勝右腕は、5回途中2失点で敗戦投手に。NPBでは
広島時代の2015年9月19日の
中日戦(ナゴヤドーム)以来となる黒星を喫した。
初回は三者凡退。立ち上がりは上々だったが、与えた四球は5。自慢の制球力はなりを潜め、5安打を浴びた。「ボール球が多くて、四球も多かった。リズムがつくれなかったことは申し訳ないです。自分で走者をためて苦しめてしまった。そこがちょっと悔やまれるところ」とうなだれた。
節目の数字には到達した。4回を投げ終えた時点で、日米通算で史上7人目となる2500投球回を達成。「先発投手としてイニングを重ねられたことはすごく誇りに思える数字だと思う。若いときから体の強さは僕の持ち味でもあった」と静かにうなずいた。
本拠地開幕戦で先発させた理由について三木監督は「彼の経験と実際にキャンプからいいボールを放っている。総合的に決めました」と説明した。日本復帰戦を勝利で飾れなかったとはいえ、同僚からの信頼も厚い。バッテリーを組んだ太田は「グラウンドの中で勉強させてもらえることが今日もたくさんありました」と語った。
先発の柱の一人として期待されるベテランは「期待に応えられるように、今後いいピッチングをしたい」と巻き返しを誓った。11年ぶりに復帰した日本で確かな存在感を示していく。
写真=BBM