
攻守両面でチームの勝利に貢献することを誓う。ベテランの力は欠かせない
新天地での勝負を決めたのは捕手の
伏見寅威だ。3月27日、
巨人との開幕戦(東京ドーム)は
坂本誠志郎が先発マスクも2戦目が移籍後初出場になった。サウスポー・
高橋遥人の完封勝利を引き出して持ち味を発揮すると、続く3戦目にもスターティングメンバーに名を連ねた。
「自分にとっては特別な試合だと言い聞かせたし、すごく緊張した中でプレーができた」
開幕一軍の捕手枠は、伏見、坂本、外野を守る
中川勇斗、若手の
嶋村麟士朗の4人が登録された。ファームには実績のある
梅野隆太郎も控える。35歳で野手最年長の伏見は「お互いを高め合えるような関係でいたい」と切磋琢磨しながらの存在感を示す。
古巣の
オリックスでは2021年、22年にリーグ優勝に貢献。22年は26年ぶりの日本一に輝くと、そのオフにFA行使して
日本ハムに移籍した。もともと北海道出身だが日本ハムでは若手台頭などがあり、出番も限られた。移籍後3シーズンを終えて新たなフィールドに居場所を求めることになった。
阪神で他球団から移籍した捕手として、
矢野輝弘、
城島健司ら成功したケースがある。伏見のバックアップにも期待がかかっている。
「選手にとってトレードはすごくポジティブなものです。自分らしく明るく、元気にプレーしたいと思っている」
伏見は「関西は第二の故郷という言葉が当てはまるかもしれない。なにか引き寄せられている」と新たな挑戦に出る。
写真=BBM