
チームの勝利へ向け、日々万全の状態で臨む
節目のプロ10年目シーズンを迎えた
田中正義は、
日本ハムのブルペン陣に欠かせない存在だ。今年は開幕前のオープン戦からキレキレの投球を披露してきた。今季初登板は開幕5戦目、4月1日の
ロッテ戦(エスコンF)。チーム事情もあり、勝ちパターンでの起用ではなかったが2点を追う8回からマウンドに上がり、わずか7球で三者凡退に仕留めた。「いいムードというか、逆転しそうな雰囲気を感じていたので、ここゼロでいきたいなと思いました」と、控えめに右拳を握ったのが印象的だった。
守護神の座は後輩右腕の柳川に譲ることになったが、4月4、5日の
オリックス戦(同)ではセットアッパーとして2試合連続ホールドをマーク。「リリーフは自分で(登板のタイミングを)コントロールできることが少ないので、とにかく毎日いい準備をして、いつでも行けるようにと、それの繰り返しかなと思います」。万全の準備をして、日々の出番に備えている。
5球団競合の末、ドラフト1位で2017年に
ソフトバンクに入団。プロ入り後は故障に苦しんできたが、23年の日本ハム移籍後にその才能が開花した。「個人的に10年目だからどうこうとかはまったくないんですけど、ファイターズとしても集大成を見せないといけないっていうふうに思っているので、その足だけは引っ張りたくないです」。昨季惜しくも逃したリーグ優勝に向けて、田中が目標に掲げているのは「チームで一番、信頼される投手」。チームの勝利のため、マウンドで腕を振り続ける。
写真=BBM