
打率3割と打線を引っ張っている
節目の30歳を迎える今季にかける思いを、開幕から存分にそのプレーで示している。昨季リーグVを争ったライバル
日本ハムとの開幕戦(みずほPayPay)。3点を追う2回一死一塁で、
栗原陵矢が
伊藤大海の直球を完璧にとらえ中堅左への今季1号2ランとした。初回の三塁守備ではいきなりの失策。「いきなりチームに迷惑をかけてしまったので、何とか取り返そうという気持ちだけでした」。試合開始早々の3失点につながる痛いミスとなったが、すぐさま追撃の一発を放ち大事な開幕戦でチームを逆転勝ちに導いた。
指揮官の思いにも応える活躍でチームのスタートダッシュに貢献した。オープン戦は17試合で打率.216、0本塁打。ハイレベルなレギュラー争いの中にあって不振を極めたが、
小久保裕紀監督は「開幕ダッシュができる可能性がある選手なので」と開幕戦で栗原を「七番・三塁」でスタメン起用した。初戦に続き開幕2戦目では、2点ビハインドの5回一死満塁で、
万波中正の三塁線への強烈な打球を横っ飛びで好捕。併殺を完成させると、チームは直後の攻撃で一挙5得点で逆転に成功し、小久保監督も「今日は栗原が救ってくれました」と大絶賛した。
前任の
周東佑京からの指名もあり、今季からは新選手会長に就任。チームを引っ張る立場となり「野球以外も含めたところでもやりたい」とグラウンド内外での成長を誓う。さらに小久保監督の方針もあり、今季は5年ぶりとなる捕手にも再挑戦。30歳を迎えるチームリーダーの顔には、強い責任感がにじんでいる。
写真=BBM