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広島・床田寛樹 チームを引っ張るシーズンに「1年間通して戦い続けられるように」/節目の年を迎えて

 


 10年目の節目のシーズン、床田寛樹は自身初の開幕投手として迎えた。満員の本拠地マツダ広島のマウンドに上がり、勝ち投手こそ逃したものの、5回まで9安打を浴びながら2失点の粘投。

 終盤の逆転勝利につながり、新井体制4年目で初の開幕白星に貢献した。

 キャリアを積み重ねてきたことで、4月6日には国内FA権を取得した。

「僕の中では『プロ野球選手をやっていました』と言える目標でした。プロ入り当初は3年ぐらいでクビになるなという感じだったので、(FA権を)取れるとは思っていなかった」

 歩んできた道のりを振り返り、しみじみとそう語った。

 ケガから始まった。1年目から開幕ローテーション入りし、登板2試合目にはプロ初勝利を手にした。

 だが、すぐに左肘痛を発症。夏場にはトミー・ジョン手術を受けた。

 一軍復帰した2019年には球宴に初出場。7勝を挙げながら、苦しいシーズンが続いた。前半戦までに8勝を挙げた22年も、後半戦初登板で右足を痛めて長期離脱。またも、ケガに阻まれた。

 新井貴浩監督が就任した23年からは先発の柱として2年連続でキャリアハイの11勝を挙げ、主戦の立場を築いた。昨季は3年連続2ケタ勝利を逃したものの、リーグ最多6完投を記録。

 ケガや挫折を乗り越え、迎えた節目のシーズン。

「1年間、引っ張り続けないといけない。悔しいシーズンが続いたので、今年こそは。1年間通して、戦い続けられるように頑張りたい」

 珍しくリーダーとしての自覚を口にした、今年の床田は一味違う。

写真=井沢雄一郎
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