
今年もクリーンアップの一角、五番として打線に欠かせない存在だ
プロ10年目の開幕を2年連続の「五番」で迎えたのは
大山悠輔だ。誰よりも早い昨年末から言い渡されていた事実は、ベンチの信頼度を証明した。
あいにく
巨人との開幕戦は敗れたが、ルーキー・
竹丸和幸から唯一となるチーム初得点を挙げたのは五番のバットだった。区切りのシーズンは心持ちも違う。
「日本一を目指してやった中で最後は悔しさもありました。個人的にチームの力になれなかった。自分の力のなさ、ふがいなさを感じました」
日本一になった2023年は全試合で四番を務めた。新監督になった昨シーズンは、ほとんど五番に座った。
森下翔太、
佐藤輝明とくる打順は相手からは存在感が感じられる。
本人は「後輩の活躍はうれしい半面、自分は何やっているんだろうという悔しさもある」と自嘲気味にリアクションするが、その役割は大きい。
長打力をアピールする森下、佐藤に対して、後ろに勝負強い大山が控えることで、相手の投手心理も変わってくるからだ。当然のように今年もドラフト1位トリオは徹底マークされる。
昨年は開幕から対戦カードが一回りした段階で打率.245、0本塁打だった。「予測と準備をして臨みたい」とここから調子を上げていく。「去年と同じではダメだと思っています。1年前と違う姿を見せたいと思っています」と語る。シーズンを通して安定感を示すことが何より森下、佐藤を支えることにもつながっていく。
写真=BBM