
俊足を武器に両リーグトップの9盗塁を記録。攻守走で力を発揮し、チームを勢いづける原動力となる
言葉どおり、スタートダッシュに成功した。入団5年目の外野手、
岩田幸宏が開幕スタメンをつかむと、ここまで全25試合に出場し、自慢の足で両リーグトップの9盗塁を決め(数字はすべて4月26日時点)、チームの躍進に大きく貢献している。
「盗塁王を獲れたら一番いいですけど、『ここで走ってくれたらありがたいな』という場面とか、『ここで走られたら相手からしたら嫌やろな』というところで走れたり、得点につながる盗塁はしていきたい。数もこだわりますけど、確実に盗塁して点が入りそうだとか、そういう試合の状況を読んだり、そういうところは盗塁をしていく上で考えていかないとと思います」
4月2日の
広島戦(神宮)。開幕5連勝を飾った試合で、岩田の足が生きた。1点を追う9回二死二、三塁。二走だった岩田は、伊藤の三塁強襲の内野安打の間に、快足を飛ばして一気にホームイン。
池山隆寛監督が思わず「気がつけば岩田ですから」と賛辞を贈ったほどだ。
昨季は126試合に出場して、ブレークの兆しを見せた。レギュラーの座を確実なものとするためにも、今季は重要なシーズンとなる。オフは単身でトレーニング。打撃では「強い打球」を目指して振り込んできた。
「しっかりとらえる。とらえていれば内野は抜けると思うので、あとは狙って打てるようにしたい」と岩田。目標は全試合出場とゴールデン・グラブ賞受賞。攻守走すべてで能力を発揮し、シーズンを駆け抜ける。
写真=BBM