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西武・岩城颯空 「気を引き締めて投げたい」 若く頼もしいルーキー守護神/第一歩を踏み出した

 

ルーキーながらクローザーに抜てきされた岩城。勝利のために懸命に腕を振るだけだ


 3月31日のホーム開幕戦となったオリックス戦、9回に登板をコールされたのは岩城颯空の名だった。昨季セーブ王に輝いた平良海馬が今季は先発に転向。新守護神の座を誰が射止めるか注目されたが、ドラフト2位ルーキーが大抜てきされた。

 新人らしからぬ落ち着きでプロ初マウンドに立つと二死一、二塁から西川龍馬を151キロの直球で見逃し三振に抑え、史上7人目のプロ初登板初セーブの快挙を成し遂げた。その後も役割を果たし、5月2日現在、12試合登板、1ホールド、リーグトップの9セーブを誇っている。

 マウンドでの姿はとても新人とは思えぬほど堂々としているが、「めっちゃ緊張するタイプですよ」と明かす。ただ、そんな自分の性格を知っているからこそ、「マウンド上ではそういう不安そうな感じは、顔や態度に出さないように意識しています」と自身をコントロールしている。

 開幕戦直前、西口文也監督から「抑え」だと任命された。一瞬「うわっ、となった」と言うが、「やるしかない。やってやるぞ」と覚悟を決めた。今では、大役を任せてもらえたことに感謝している。

「プロ入りが決まったときから、リリーフをやるならば勝ちパターンに入りたいと思っていました。その中で一番いいポジションで投げさせてもらえて、うれしさもかみしめています」

 中継ぎは気持ちの入れ具合、抜き具合が激しく、難しいと言われるが試合を重ねるたびに自分なりのブルペンでの気持ちの作り方も分かってきた。「すごく大事なポジションなので、これからも気を引き締めて投げたい」。若く頼もしい新守護神だ。

写真=BBM
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