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ヤクルト・廣澤優 「考えられなかった景色」駆け上がりつかんだ夢の舞台/第一歩を踏み出した

 

開幕直前に支配下登録をつかみ取ると、現在は10試合に登板し、防御率1.80と流れをつくる投球でチームを支えている


 自分自身で道を切り開き、一軍の舞台で輝きを放った。入団2年目の右腕、廣澤優は育成選手としてキャンプ一軍スタートをつかむと、オープン戦でもアピールを続け、3月24日に支配下契約。そのまま開幕一軍入りを果たし、4月5日の中日戦(神宮)でプロ初勝利を手にした。

 マウンドに上がったのは0対5の大量ビハインドの7回。二死二、三塁のピンチを招いたが、最速155キロを計測した直球を中心に、相手をねじ伏せた。お立ち台に上がると「プロに入って考えられなかった景色なので、うれしいです」。ルーキーイヤーの昨季は、体力づくりに励み、連投のチェックなど試合でも段階を踏んでここまできた。その姿を見守ってくれていたのが、昨年まで二軍監督を務めていた池山隆寛監督だった。

「池山さんには去年二軍の時代からお世話になってばかりなので、本当に勝ちを届けたいなっていうのはいつも思っている」

 東京・日大三高から社会人・JFE東日本に進み、独立リーグの四国IL/愛媛から育成ドラフト2位で入団。社会人時代に食事やウエート・トレーニングで体重を大幅に増やして、球速もアップ。最速は160キロにも迫る勢いだ。武器はもちろん身長193センチから投げ下ろす力強い直球で、ルーキーイヤーは二軍で技術を磨いた。

 昨年10月には「ゆくゆくはセーブ王とか獲れればいい」と口にしていた廣澤。5月4日現在で10試合に登板しており、一軍で経験を積みながら大きな夢に向かって進んでいく。

写真=BBM
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