
プロ5年目で初アーチを放つと今季すでに3本塁打。打撃開眼でレギュラーの座をつかみつつある
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、
渡部遼人が躍動を続けている。その名を一躍とどろかせたのが、4月17日の
ソフトバンク戦(みずほPayPay)だった。8回二死二塁で、右翼ポール際へ5年目でプロ初本塁打。全6打席出塁の大暴れで、チームの大勝に貢献した。
「打席をもらったときに、どういう表現ができるか。(レギュラーを)全然あきらめていないので。守備・走塁だけじゃないっていい意味で裏切れるようにやっていきたい」
外野手としてチーム随一の守備力を誇り、昨季までは守備固め、代走要員が
メイン。自らの立場を理解し、少ないアピールの機会をつかもうと息巻いていた。昨秋キャンプでは
森友哉に打撃面で助言を請い、トップの位置や速球への対応をテーマに取り組んできた。定位置奪取へより奮い立たせてくれたのも、食事の席で森友から掛けられた言葉だった。「お前がスタメンで出たら失点も少ないし、キャッチャーも楽」。以前には
若月健矢からも同様の言葉をもらい、「捕手からそういうことを言われるのはうれしい。昨シーズンを見ていても外野守備が足りないと思うことをベンチで見てきた。そこを自分が補えるように」と決意は増した。
勢い衰えず、4月21日の
ロッテ戦(ZOZOマ
リン)でも4回に右翼へ一時同点の2号ソロ。
廣岡大志の離脱もあってつかんだ好機を逃さず結果を残し続ける姿に、
岸田護監督も「意識高く取り組んでくれているものが出ている。巡ってきたチャンスをつかんだなと。頼もしいですね」と目を細める。スタメンの座を確固とするため、背番号0にとって勝負の日々が続く。
写真=BBM