
存在感の高さは日に日に増している
開幕一軍入りもつかんだ2年目にかける思いを、
庄子雄大が自慢の脚で示した。4月15日の
楽天戦(みずほPayPay)。1点を追う7回無死一、二塁で、大事な同点の走者となる二走の代走としてグラウンドに送り出された。その後一死二、三塁となると、
中村晃の放った二ゴロで迷わず本塁に突入。際どいタイミングのクロスプレーとなったが、懸命のヘッドスライディングで左手でホームベースに触れた。セーフの判定に楽天側がリクエストを要求。リプレー検証でも判定は覆らず試合を振り出しに戻した。
50メートル走5秒7の俊足に加えて、名門の横浜高や1年時からレギュラーだった神奈川大で培った状況判断能力も大きな武器だ。楽天戦での本塁突入を成功した場面は、直前に打席の中村晃が2ストライクとなったことで二遊間が前進守備へシフト。
小久保裕紀監督は「ライナーで飛び出したらだめな中、ああいう代走での活躍は評価が上がります」と、瞬時の好判断と自慢の脚力で1点をもぎとった庄子のプレーを高評価した。
さらに4月28日の首位
オリックス戦(京セラドーム)では自慢の俊足でさらに大きな仕事を果たした。1点を追う7回無死で一塁代走として出場すると、一死から打席の
笹川吉康へ初球で果敢に二塁へスタート。相手投手はクイックの速い
山崎颯一郎だったが二盗を成功させると、笹川の適時打で同点のホームを踏みその後のチームの逆転へとつなげた。試合終盤だけに仮にアウトになっていればダメージも小さくなかったが「思い切って勝負をかけられた」と話した2年目野手が、今後も脚で魅せる覚悟だ。
写真=BBM