
試合前円陣では声で鼓舞し、試合になれば打撃でチームをけん引している
今シーズンも、「燕の元気印」として存在感を発揮する。
ヤクルトに加入して3年目の
増田珠は、今やチームにとって欠かせない。ナインを鼓舞する声、パフォーマンスの考案、勝負強い打撃。どれをとっても影響力は大きい。
「チームの雰囲気が少しでも良くなるようにというのは常に心掛けています。あとは、より多くみんなと勝利を分かち合いたい。チーム一丸となって頑張って、そこのピースに入れるようにやっていきたいです」
昨季は、ムードメーカーとしてチームを支えた。
山田哲人の「山ポーズ」や
村上宗隆(現ホワイトソックス)の「55ポーズ」など、本塁打を放った際のパフォーマンスも考案。「ファンの皆さんも一緒にやってほしい。(ベンチに)帰ってきたときに、みんなでやっているのを想像するだけでわくわくする」と思いを明かす。
もちろん、プレーでも進化を見せる。昨シーズンは主に右の代打として75試合に出場したが、「やっぱり、なかなか出られないときとか悔しい気持ちもすごくあった。どうしたら自分を『使いたい』と思ってもらえるのかをずっと考えてきた」。確率を上げることにも注力しつつ、バットでとらえたときに長打にできるように、バットのグリップエンドに測定器をつけながら、数値やスイング軌道をチェック。引っ張り方向にフライを上げれば、長打にできるよう努力を重ねてきた。
今季は声だけでも、代打だけでも終わらない。5月17日時点で29試合に出場し、打率.316、長打率は.487。声でも打撃でも魅せるシーズンにする。
写真=BBM