真っすぐで38歳シーズンを勝負している。5月2日の
広島戦(マツダ広島)でプロ野球史上143人目の通算100勝を達成した。
勝ってほしいマウンドだった。昨季は8度連敗を止め、今季も開幕5連敗のチームに初めて白星を届けた。初回は二死一、三塁で五番・
菊池涼介を中飛に。5回は二死二、三塁から
秋山翔吾を一ゴロでピンチをしのいだ。
広島の先発・
ターノックとの我慢比べに負けず、要所を締めて6回4安打無失点で今季3勝目。マツダ広島では実に2014年9月11日以来、12年ぶりの白星となった。
「何歳になっても、自分のことは真っすぐのピッチャーだと思っています」
握りは深い。真っすぐはNPB平均を大きく上回る常時2500〜2600回転のスピン量をマークしている。入団から16年をかけて手にした節目の1勝だった。
プロ初登板は1年目の11年10月14日の
巨人戦(東京ドーム)。勝てば優勝が決まる試合で4回を7失点。投げ合ったのは同学年の
澤村拓一だった。
田中将大、
前田健太、
坂本勇人らの「88年世代」の一人として存在感を放ってきた。
ノーヒットノーラン、29者連続アウトでの延長10回完封勝利、代表では東京五輪金メダル……。さまざまある肩書きに新しく付いた「100勝投手」。
5月16日の
ヤクルト戦(バンテ
リン)では7回無失点でリーグトップタイとなる5勝目をマーク。連続イニング無失点を29とした。
勝ってるチームにはさおをさし、負けているときは悪い流れをストップする。9月で38歳。ベテラン大野雄は、これからもローテの中心にどっかり座る。
写真=BBM