
強い責任感でチームを引っ張っている
これぞ四番の一撃を見せつけた。5月10日の
ロッテ戦(みずほPayPay)。同点の四回無死。
栗原陵矢が右翼席に決勝の10号ソロ本塁打をぶち込んだ。早くも2年ぶりの2ケタアーチ到達。「スライダーを完璧に捉えることができた。何とか(先発の前田)悠伍に勝ちをつけてあげたいと思っていた。その中で勝ち越す一本となって良かった。そして母ちゃんナイスバッティン」。母の日にささげる満足の一本となった。
新選手会長として迎え、オープン戦は打率.216、0本塁打と低迷。開幕は七番で迎えたが、打撃の状態をグングンと上げ、打線をけん引している。4月半ばからは本塁打も量産中。今季初めて四番に座った2日の
楽天戦(同)では7号グランドスラムで花を添えた。「開幕の時に比べて、体的にもバットが振れているとは思えていない日も多い。その中で何とかしっかり芯に当て、丁寧に打てているなという部分はあります」と好調の要因を明かした。
この活躍に
小久保裕紀監督も「四番にふさわしい内容と結果を残している。(キャリアハイは2021年の)21本でしょ。その数字は早くに超えてほしい」と期待を込めた。さらに春季キャンプから進めてきた捕手オプションも一時封印。「ビハインドで追いかける展開での起用はやめると話しました。打つ方で貢献してくれている。今の成績ではやるべきじゃないという判断です」と明かした。打点でも上位を争う栗原は「味方がつくってくれたチャンス。勝ちに大きく関わるものなのでうれしいです」と四番の仕事を全うする。
写真=BBM