
クローザーから先発に再転向した今季、開幕から好投を続ける平良
5月に入り、月間勝敗13勝5敗(23日現在)と貯金8をつくる好調ぶりを見せる
西武だが、開幕直後は苦しんだ。3・4月は13勝15敗1分けの借金2。特に序盤戦は連敗も多く、ここ3年は5位、6位、5位と下位に沈んでいることからも「結局今年も変わらないのか」との雰囲気が漂い始めていたのも事実だった。
その中で、唯一の救いとなっていたのが「サンデー
平良海馬」だった。昨季のセーブ王が「先発のほうがチームに貢献できる要素が多い」と2年ぶりに先発復帰。自身の初登板となった3月29日の
ロッテ戦(ZOZOマ
リン)ではいきなり自身初の完投、完封を成し遂げた。ポジションなど度外視した上での投手としてのポテンシャルの高さを証明するとともに、毎週、大型連敗となりそうなチームの悪い流れを4月は19日の
日本ハム戦(エスコンF)以外は自責0で投げ、負の連鎖に陥ることを食い止めた。
そして、見事に3・4月度月間MVPも受賞。「1イニング、1イニング、リリーフのときから大事にしてきたその積み重ねかなと思います。これからも自分がしっかりいいパフォーマンスを出してチームに少しでも貢献できるようにしていきたい」と話した。
5月3日のロッテ戦(ZOZOマリン)では右上腕部の違和感から「ケガを未然に防ぐために」と1回2安打2失点(自責2)で降板というアクシデントもあったが、大事に至らず。抹消せずに先発ローテに復帰し、西口監督の信頼に一切の揺るぎはない。
ポテンシャルも成長曲線もすべてが無限大。その唯一無二の逸材は、この先も必ずやチームに大きな成果をもたらすはずだ。
写真=BBM