
不動のセットアッパーとして強固な勝ちパターンの一角を担う
オリックス好調の要因の一つが、強固な勝ちパターンの存在だ。6回終了時点でリードした場合の勝敗は、18勝1敗(5月24日時点)。絶大な存在感を放っているのが、8回の男・
椋木蓮だ。ここまでリーグトップタイの10ホールドを挙げている右腕は、24日時点で17試合に登板し、失点した試合はわずか1試合。守護神の
マチャドにつなぐ不動のセットアッパーとして完全に欠かせない存在となった。
「今は絶対に先頭を出さないということだけを考えて、やっています。勝ちをつながないといけない難しさを感じてもいますが、やりがいがありますね」
最速155キロの直球、フォークに加えて特筆すべき武器がスライダーだ。2022年9月末に右肘痛を発症してトミー・ジョン手術を受けるきっかけとなり、24年までは投げることすらままならなかった球種。手術から3年半の時を経て不安意識を完全に払拭し、「(先発時より)リリースポイントがボール2個分ぐらい下がって横曲がりしだした」と勝負球に磨き上げた。
敗戦投手になった4月28日
ソフトバンク戦(京セラドーム)の翌日には、試合前練習中に
山崎颯一郎とそろって、
岸田護監督からオフの日の過ごし方について助言を受けた。「休んだことがない。ちょっとでも動かしたほうが(後々)楽になる」という指揮官の現役時代を踏まえたアドバイスに、「声をかけてくれるだけでうれしいのに……。勝ちたい気持ちが強まります」。志願の中継ぎ転向を許可してくれた監督への恩返しも胸に、腕を振る。
写真=BBM