メジャーでトッププロスペクトと評されたパワーは本物だ。B.ダルベックは5月20日時点で打率.246ながらチームトップの8本塁打、22打点。四番打者として、今季からMLBに挑戦した
岡本和真の穴を埋める活躍を続けている。
5月10日の
中日戦(バンテ
リン)では中日の新人右腕、
櫻井頼之介の浮いたフォークボールを左翼席へ突き刺す8号2ラン。打球速度は181キロを計測し、今季のチーム最速、リーグでも6番目の数字だった。チームを9対4の快勝に導き、「感触も良かった。いいボールが来たので、それをしっかりとらえることができた」と分厚い胸を張った。
この日は母の日でもあり、「母は自分にとって非常に大切な存在」と、アメリカ・ワシン
トン州で大学を卒業したばかりの妹と暮らす母・エリザベスさんへの思いをバットに込めた一撃だった。
名門レッドソックスに所属していた2020年、当時25歳だったダルベックは8月にメジャー・デビューし、9月には史上初の「メジャー・デビュー10試合以内で5試合連続本塁打」を達成。21年には打率.240、25本塁打、78打点をマークするなど主力としてプレーし、名門球団の次代を担う長距離砲として期待された。
その後は伸び悩んだが、異国の地での新たな挑戦は上々の滑り出しと言える。「何よりもパワー、得点する力、走者をかえせる能力が自分の持ち味」と語る右の大砲。チーム浮上のカギを握っている。
写真=BBM