
昨季は126試合に出場し14盗塁も、今季は38試合に出場し12盗塁とすでに2ケタに到達した
チームの開幕ダッシュを支える好スタートを切った。育成出身の5年目外野手、
岩田幸宏が脚で魅せたのは4月2日の
広島戦。9回二死二、三塁の場面で、
伊藤琉偉が三塁強襲内野安打を放つと、二走から一気にホームイン。
池山隆寛監督が「気がつけば岩田ですから」と評した激走だった。
昨季はキャリアハイの126試合に出場。今季は、レギュラーを奪取するために重要なシーズンとなる。俊足巧打で、一気にブレークの兆しを見せている28歳は「出ている以上はやっぱり打って、守って、走って貢献したい。足を絡めることも必要だと思うので、何としても塁に出たい。塁に出ないと、打線が線にならない。僕一人で変わるとは思ってないですけど、足を使える人がいるだけで攻撃のバリエーションが変わると思う」と役割を自認する。
5月24日時点で42試合に出場して、打率.255で、両リーグトップの12盗塁、出塁率.293をマーク。オフシーズンからさまざまな試行錯誤を続けながら、打撃力の強化にも励んできており「やっぱりやらんと変われない。変わることを恐れていたら、去年の成績で終わると思っていた。変えた中でどう成長していくのか。良い方に変えていくのが技術だと思う」。変化を恐れず、今のベストを探りながら日々戦っている。
5月8日の広島戦(マツダ)では9回にチームでも今季初となるスクイズを企図し、「びっくりはしなかった。しっかり決められて良かった」と無事成功させた。どんな役割でもこなす背番号64が、今のスワローズには欠かせない。
写真=BBM