開幕から遊撃を守り続ける男は、打撃好調だ。「頭の中で考えを整理しながら打席に立てているのが結果につながっています」。
プロ4年目。オープン戦は3月中旬まで打率.150を切っていたが、最後の2連戦では引っ張った打球が増えるなど調子を取り戻した。
できていたのは、気持ちの切り替え。今年2月の春季キャンプでともに汗を流しながら指導を受けた
川崎宗則臨時コーチ兼選手の「余計なことは考えなくていい」という教えも生きた。
昨季は打撃不振で4月中旬に二軍落ち。「去年みたいに自分で調子を落とさないようにする」と割り切りができている。
4月24日の
ヤクルト戦(バンテ
リン)では1点を追う土壇場9回、一死二、三塁で右翼ホームランウイング席に逆転サヨナラ3ランを放った。5月1日の
広島戦(マツダ広島)からは三番に座り、四番の
細川成也につなぐ立ち位置。
「下位と比べると勝負してくるので、厳しいコースやストライクゾーンに強いボールが来る。その分、狙い球を絞って整理しながら打席に入れている」
同5日の
阪神戦(バンテリン)では一死満塁から走者一掃の適時三塁打を放つなど1試合4打点。さらに8日の
巨人戦(バンテリン)でも2本の適時打で勝利に貢献した。
井上一樹監督は「最近は粘り強くなれてきたかなと。四球が取れるところも頼もしい」と評価。「一日一日、必死にやりたいなと思います」と背番号5。開幕から低迷するチームを何とか浮上させたい。
5月24日の広島戦(バンテリン)ではダイビングキャッチを試みて右手をグラウンドに強く打ち付けた。試合途中で病院へ直行したが、「大丈夫です。大きなケガではありません」と村松。チームにとっては、ひと安心といったところだ。
写真=BBM