
節目の10年目のシーズン、剛腕はあらゆる起用法に応えていく
剛腕、真の復活へ――。7→28と登板数を減らしたここ2年の低迷からばん回を期して、
山崎颯一郎は節目の10年目となる2026年シーズンを迎えた。
「7、8、9回は目指すところではある。まずはどんな場面でも投げて、信頼を勝ち取る投球をしていきたい」
開幕前の決意を表すかのように、3月29日
楽天戦(京セラドーム)で果たした今季初登板は、2点リードの3回から。2回無失点の好救援で白星を挙げると、その後も接戦時や火消しを担う役割として存在感を発揮した。一時は
マチャド、椋木に次ぐ「7回の男」に名乗りを上げるも、4月28、29日の
ソフトバンク戦(京セラドーム)で連続失点。5月15日の
ロッテ戦(ZOZOマ
リン)では同点の7回二死一、二塁で
西川史礁に3ボールから直球を狙い打ちされ、左翼へ決勝3ランを献上。思わずマウンドでしゃがみ込んだ。
吉田輝星、
寺西成騎の台頭もあり、今は再び勝ちパターンを目指す立場。転換点となりそうなのが、5月24日の
西武戦(ベルーナ)だ。ブルペンデーで、もともと2イニングを予定も、
山岡泰輔の早期降板により2回1/3と2度の回またぎをこなし、無失点と役割を果たした。「楽しかったですね。普段投げない球種とかも試せたので。フォークも(従来の球種と)もう一つ空振りを狙いにいくボールを使い分けられるかも」。あらゆる起用法も含めて、首脳陣も再生の後押しを欠かさない。
岸田護監督からは「オフの日もなるべく体を動かすように」と助言を受けて取り入れている剛腕が、フル稼働を見据える。
写真=BBM