
交流戦に入って徐々に調子を上げている及川
阪神が首位争いから抜け出すカギになる左腕が
及川雅貴だ。なかなか調子が上がらない春先だったが、夏場に向けてフル回転の覚悟はできている。
「みんなが常にいいわけではないと思うので、だれかがカバーしていけばいいし、自分もまたチームのために腕を振っていきたいです」
開幕カードの3月29日の
巨人戦(東京ドーム)、4月2日の
DeNA戦(京セラドーム)で立て続けに点を与え登録を抹消された。2025年シーズンの実績から2試合でのファーム落ちは意外だったが、本人は「力がないと思うので上げたい」と謙虚に再調整に取り組んだ。
昨季は66試合に登板し、巨人の
大勢と並ぶ46ホールドだったが、ホールドポイントで2差つけられて最優秀中継ぎ投手賞を譲った形だった。シーズン終盤に球威が落ちたことを実感した及川は「まだまだ体が弱いなと感じました」と下半身中心のトレーニングに励むなどレベルアップを図った。
「ファームでは技術的に足りない部分、コンディショニングもしっかり見つめ直すことができました」
開幕から躓いた及川が再昇格を果たしたのは5月1日だった。当日の巨人戦(甲子園)で7回の1イニングを三者凡退に抑えて復活をアピールした。交流戦突入後も7回以降に投げて結果を出しながらベンチの信頼をつかむ。
写真=BBM