
右脇腹の張りから復帰後初めて五番・一塁で先発出場し、3安打1打点と先制打を放った
再び一軍の舞台に戻り、本来の輝きを取り戻す。内外野を守れるユーティリティープレーヤーとして昨季103試合に出場した
赤羽由紘が、2026年シーズンはもがいている。3月27日の
DeNAとの開幕戦(横浜)に六番・三塁で開幕スタメンを勝ち取ったが、以降は成績が振るわず。状態が上がってきたと思われた矢先、右脇腹の張りを訴えて5月7日に出場選手登録を抹消され、池山監督も「本人が一番つらいと思う」と気遣った。
今春の沖縄・浦添キャンプ。
池山隆寛監督からはスイングの強さやパンチ力を評価されて、実戦で四番に座ることも多かった。毎年、開幕前は好調だっただけに、今年も猛アピールができるかと思ったが、練習試合、オープン戦となかなか結果が出ず「ちょっと吹っ切れたというか、『今日これでいってみよう。これやってみよう』と思えるようになりましたね。あの期間で、ポジティブ思考みたいなものはついたかもしれないです」と振り返る。
思うような結果が出ないうえに、故障での離脱。試練の連続となっているが、徐々に光は差し込んでいる。昨季終了後のオフシーズンから重点的に取り組んできたのは、下半身の強化。己と向き合い続けた結果、「自分の中で『これだけしっかりやっておけば大丈夫』という自分の土台となるものが見つかったかもしれません」と何かをつかんだ感覚を明かした。
6月2日に一軍合流し、同5日の
日本ハム戦(神宮)で五番・一塁で先発出場すると、3安打1打点と復帰後初の先制打を決めた。打撃だけでなく、守備でも複数のポジションを守るユーティリティーぶりを発揮してチームに貢献。この期間が無駄ではなかったことを証明していく。
写真=BBM