近年のチームの強みの一つは、ブルペンと言っていい。その中心的存在が、抑えの
R.マルティネスとともに「勝利の方程式」を担う大勢だ。「プロ5年目でまだ若いですけど、自覚を持ってチームを引っ張る気持ちでやっていかないといけない」と柱としての自覚がにじむ。
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に2大会連続で出場し、今季も
マルティネスにつなぐ8回が持ち場。4月末にはコンディション不良を訴えて約1週間、登板を回避したものの、5月5日の
ヤクルト戦(東京ドーム)で復帰すると、最速155キロの直球を軸に1点リードの8回を三者凡退に斬って取った。試合後に自ら明かしたエピソードが話題を呼んだ。
「昨日、おじいちゃんから電話が掛かってきて、『最近、お前に一番足りていないのは気合や! ふ抜けている。だからコンディションを悪くしている。もっと腹を据えて投げろ』と。今日は気合だけ入れて向かっていきました」
地元の兵庫・多可町に住む祖父からの“喝”で気迫を取り戻したという。そんな報道陣へのサービストークも人気者たるゆえん。球団公式YouTubeでは毎回のように出演し、関西人らしいボケを連発してファンを楽しませている。いつも輪の中心にいるのが背番号15だ。
ここまで安定した投球を続け、「8回の男」としてブルペンを支えている。新たなチームの顔として、この男がプレー内外で引っ張る。
写真=BBM