
勢いのある直球を軸に相手を抑え込む投球を見せる工藤
2年目の
工藤泰成が貴重な経験を積みながら前に進んでいる。今シーズンの初失点は、交流戦に突入した5月26日の
日本ハム戦(甲子園)だった。先発の
西勇輝からバ
トンを受けた二番手で、下位打線の先頭打者にヒットを打たれた後の本人が「反省材料」と言った四球が絡んでの2失点だった。
工藤にとっては今季10試合目での痛手だが、それまでは失点を許していなかった。点は奪われたが翌27、28日もリリーフで投入されたのは期待の表れと言える。
2025年育成ドラフト1位で
阪神入り。3月に支配下選手登録されると、開幕一軍メンバー入りし、18試合に登板(0勝2敗1ホールド、防御率3.31)した。
最速161キロを誇る右腕。工藤は「プロの厳しさを知った。去年は気持ちだけでしたが、気迫で抑えるけど考える力も大事」と生き抜くための投球術を模索する。
今季背番号24から49に変更。初登板の4月19日の
中日戦(甲子園)は、7対5で勝った試合の三番手で150キロ超の真っすぐに変化球を織り交ぜ、主軸を三者三振に仕留めた。
工藤の開幕戦となった一戦の好投で良いスタートを切れたことで流れができた。
石井大智が左アキレス腱断裂で離脱し、勝ちパターンのつなぎ役はカギを握る。
ここぞ、で三振を奪うことができる工藤は「大智さんの枠を誰かが埋めないといけない。その競争にしっかりと勝ちたい」とのし上がるつもりだ。
写真=BBM