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中日・上林誠知 慎重に確実に完治を目指す/離脱組の現状

 


 復活を果たし、さらなる飛躍のシーズンを送るつもりだった。アクシデントに見舞われたのは開幕前。3月17日に行われたソフトバンクとのオープン戦(みずほPayPay)だった。

 一塁へ走る際に右脚を負傷した。右膝付近の靱帯の部分断裂で開幕絶望となってから3カ月近く。初夏のナゴヤ球場で地道なリハビリ生活を送っている。

 野球ができないもどかしさと常に戦っている。2023年オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、竜移籍2年目の昨季に右翼の定位置を獲得した。打率.270、17本塁打、52打点。

 なかでも、盗塁はキャリアハイでリーグ2位の27個をマークした。今季も「三番・右翼」が確実視されていただけに、開幕絶望はチームにとっても痛いニュースだった。

 すでに屋外でのフリー打撃練習は順調にこなしてきているが、「走る」動作は慎重に段階を踏んでいる。野球選手には事例がまれな故障のため、軽いジョギングで様子を見ながら、これまでも複数回にわたって診察を受けてきた。

 出力を上げられるかどうか、患部の回復を待ち続けている日々。ソフトバンク時代に右アキレス腱断裂の大ケガを負った経験もあるからこそ、無理をしてはいけないと分かっている。

 早期復帰が待ち遠しいなかで、実戦復帰は7月以降になる可能性もある。「野球がしたいという気持ちはずっとあります。早く実戦に戻りたいという気持ちは最初から変わらないです」。

 チームメートもファンも、グラウンドに戻ってくる瞬間を待っている。期待を感じているからこそ、パワーアップして戻りたい。

写真=BBM
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