プロ10年目の今季も健在だ。31歳の佐野恵太は打線の軸を担い、勝負強さを発揮している。「シーズンが終わるまでいいコンディションでできるように、1月の自主トレから体に鞭を打ってやってきた。最後までバテることなく駆け抜けたい」と自覚を示す。
チーム随一ともいえる練習量で自身を追い込み、土台を築いてきた。オフは徹底的に走り込み、春季キャンプでは一塁の特守で泥にまみれた。「コツコツが勝つコツ」と自らに言い聞かせ、シーズンを迎えてからも試合後にバットを振り込んでいる。
2024年の139試合、昨年の138試合は、いずれもチーム最多出場。20年に首位打者、22年に最多安打のタイトルに輝いた実績におごらず、今季開幕前から「もちろん全試合に出たい。まだまだ体力的にいける」と意欲をみなぎらせてきた。
今季も不動のレギュラーを担い、開幕から14試合連続安打を記録すると、4月には通算1000安打を達成。「丈夫に産んでくれた親に感謝したい」と頭を下げた。
筒香嘉智、
牧秀悟と主軸が序盤から相次いで故障離脱した中、チームを支えてきた。
交流戦終了時点で64試合のうち62戦に出場し、チーム最多の25打点をマークした。
相川亮二監督からの信頼は厚く「打線の中心にいてほしい選手。恵太が活躍し、打点を稼いでくれるのはチームスタイルでもある」と言わしめる。
「31歳になったけど、まだまだやれると自分自身に期待してやっていきたい」。力強い打撃と飽くなき向上心でチームを引っ張る。
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