
地元愛、ファイターズ愛を胸に突き進む
強い北海道愛を持つ選手と言えば、プロ6年目を迎えた
今川優馬だろう。札幌市出身で生粋の道産子。幼少期から大の
日本ハムファンで、父の運転する車で当時本拠地だった札幌ドームに通っていた。「ファンクラブ会員の小学生は無料で入れるので、外野自由席が多かったですね。なるべく早く行って、いい席を狙っていました」。グラウンドで躍動する選手たちに憧れ、自身もいつかこの場所でプレーすることを夢見てきた。
東海大四高(現・東海大札幌高)-東海大北海道キャンパスと北の大地で学生時代を過ごし、社会人のJFE東日本を経て2021年ドラフト6位で日本ハムに入団。その際には、異例の選手兼ファンクラブ会員として話題となった。人一倍、地元愛が強く「北海道の選手が地元の球団で活躍するのは、すごく意味があること」と熱く語っていたこともあった。
チームには鹿部町出身のエース・伊藤を筆頭に北海道にゆかりがある選手が多く在籍。今年2月の春季キャンプでは、今川が
阪神に移籍した先輩・
伏見寅威から“幹事役”を引き継ぎ、道産子選手による「北海道会 第2回」を開催した。高卒2年目の澁谷、ルーキー常谷も初参加。伊藤が「今川さんの幹事ぶりが素晴らしかった」と証言するなど、大いに盛り上がったという。昨季はシーズン終盤の9月に、開業3年目のエスコンFで公式戦では自身初アーチをマーク。3年ぶりにお立ち台に上がり「僕、ファイターズが大好きです」とあふれんばかりの愛を語った。そんな熱い思いを胸に、道産子スラッガーは日々グラウンドに立っている。
写真=BBM