
夏場に向けてチームを上昇気流に乗せる打撃を見せたい
球団史上初となる交流戦優勝を果たした
西武は、リーグ戦でも2位(7月13日現在)と好位置につけている。とはいえ、昨年も6月までは毎月勝ち越しながら、夏場に入った7月に5勝16敗、8月も9勝13敗と大きく負け越したことで大失速。最終的には5位に沈んだだけに、同じ轍だけは決して踏みたくない。
そこでカギを握りそうなのが2年目の
渡部聖弥だ。昨季はルーキーながらクリーンアップの一角を担い開幕から大活躍。3・4月度の月間打率は.435と圧巻の数字を残した。だが、7月は.217、8月は.160と調子を落とし低迷したことが、少なからずチームの失速に影響を及ぼしたことは間違いないだろう。
今季は守備位置を外野から三塁へと転向した難しさもある中で、ここまでチームトップの83試合に出場し85安打、7本塁打、打率.260をマーク。決して突出した成績ではないながらも、6月は月間打率.282。7月もここまで月間打率.303と状態を上げているのは確かだ。
1年目で味わった夏場に結果を残す難しさを、今季いかに克服するか。「『渡部なら打ってくれる』とか『こいつなら(走者を)かえしてくれるだろう』と、チームメートからもファンの方からも、もっともっと厚い信頼を得られるような存在になっていきたい」との言葉どおり、勝負強さを発揮し、成長を証明したい。
渡部の今後の躍動が、2019年以来のリーグ制覇、そしてチームの悲願である日本一の実現を後押しするといっても過言ではない。
「新・夏男」の誕生に期待したい。
写真=BBM