華々しくプロ初勝利を挙げた一方で、収穫と課題を得る日々が続いている。
ドラフト1位ルーキーの中西聖輝は開幕ローテーション入りを果たし、ここまで一軍で全6試合に先発して2勝2敗、防御率4.68(7月20日時点)。竜の背番号11はさらなる成長を見せるために力を蓄えている。
初白星を手にしたのはプロ3度目の登板だった5月4日の
阪神戦(バンテ
リン)。初回に3失点したものの、以降は修正して7回3失点。味方の援護にも救われた。
「三度目の正直という言葉ではないですけど、野手の皆さんに助けられた試合でした」。喜んだのも束の間、「僕はどちらかというと尻上がりのタイプ。怖がっていては勝負にならない」と立ち上がりを課題に挙げた。
5度目の登板だった6月25日の
DeNA戦(バンテリン)では課題の初回を無失点に抑えたものの、5回にピンチを招いて降板。2勝目の権利目前でマウンドを降り、悔しさばかりが募った。
二軍再調整となった7月5日の
西武戦(ナゴヤ)では先発で5回を投げ4安打無失点。「無駄なボール球もありましたが、感覚的にはよかった」と走者を置いた場面での投球に収穫を得た。
投げるごとにあるべき姿を模索している。「今は1人ずつ、1アウトずつ積み重ねること。その結果が長いイニングにつながってくれればいい。任されたところで最低限の仕事をできればいいかなと思います」。
二軍から昇格し、今季6度目の登板となった7月15日の阪神戦(バンテリン)で6回2失点の好投。プロ初勝利以来の白星を手に入れた。
「1勝の重さ、難しさを毎日感じています」と中西。後半戦もチームのために腕を振る。本領発揮はこれからだ。
写真=BBM