
バットでもチームをけん引している栗原
選手会長がふがいないミスを振り払った。7月12日の
楽天戦(みずほPayPay)。
栗原陵矢は初回に先制の左前適時打を放つと、3回一死一塁から右中間スタンドへの25号2ランをたたき込んだ。チームの全3打点をマークし、お立ち台に上がった。「人生一集中していた。最高です」。安堵と喜びが交錯した。
11日の同カードでは守備でアウトカウントを間違える痛恨の失態を犯した。
小久保裕紀監督からは「隙でしかない」と厳しく指摘された。3試合連続無安打と打撃面の不安も重なり、「心臓がバクバクしてなかなか寝られなかった。情けない。これだけ野球をやってきてもああいうミスが起こるのは、自分の責任以外の何物でもない」と自らを責めた。
それでも選手会長として、四番として下を向くことはない。「表情や態度に出さないようにと考えていました」。そして何より結果で汚名返上に成功した。7月23日時点で29号は両リーグトップ。当然、2年ぶり4回目となるオールスターの舞台にもファン投票、選手間投票でダブル選出された。
2戦目は故郷の福井に近い富山市民球場で開催される。「地元が近いので友達や知り合いにたくさん来てほしい。そこは楽しみですね」と笑みを浮かべた。初出場した2021年の第2戦では一塁、三塁、左翼、捕手と球宴史上初めて1試合で4ポジションを守った。直後に控えた侍ジャパンとして出場する東京五輪に備えたものだった。「今年は8箇所守れたらと思っています。右翼以外で。肩はつくっていきたいですね」といたずらっぽく笑った。
写真=BBM