竜のショートストップに19年ぶりに明るい光を当てた。自身初の球宴はファン投票での選出。球団の遊撃部門でのファン投票からの選出は2007年の
井端弘和以来となった。
「票が集まっていると聞いて、すごくうれしかった。モチベーションもすごい。投票してくださったドラゴンズファン、野球ファンには感謝しかありません。いいときも悪いときもありましたが、このような結果になってとてもうれしいです。ありがとうございます」
最後の最後でまくった。ライバルは
ヤクルトの
長岡秀樹だった。6月29日の最終中間発表時点では長岡に約3万票差をつけられていた。ここから差しきった。
今季は開幕から遊撃に定着。発表前時点の出場74試合では、打率.255、3本塁打、29打点、4盗塁はいずれも自己最多で三塁打5本はリーグトップだった。「初めてなので思い切ってプレーできたらいいと思います」と抱負を語った。
痛みを乗り越えた球宴プレーヤーの肩書はキャリアアップを意味する。5月24日の本拠地・
広島戦。二遊間への打球を追って飛び込んだ。
グラブを持つ左手を伸ばして、右手は地面に突いた。右手がグラウンドで滑らずにひねった。そのまま病院へ向かった。
「骨が折れてなかったので、大丈夫です。問題ないです」。違和感と向き合いながら、グラウンドに立ち続けている。
プロ4年目。痛い、かゆいを捨ててプレーし続けなければ、レギュラーの座はつかめない。勝負は今季。村松は歯を食いしばる。
写真=BBM