救世主と呼ぶにふさわしい活躍ぶりだ。7月初旬から戦列に加わったJ.エンカーナシオンは四番に座り、その打棒で勝利に貢献してきた。3号2ランを放った7月19日の
ヤクルト戦(横浜)ではお立ち台に上がり「日に日に日本に慣れて良くなっていくと思う。ベストを尽くせるように」とさらなる活躍を誓った。
メジャーリーグ通算10本塁打の長打力を期待されて6月中旬に来日。193センチ、113キロと大柄な右打者は広角に打ち分け、コンパクトなスイングから単打を放つ器用さも見せる。チームが序盤戦から本来の強打を発揮できず、6月は4勝15敗と大きく負け越した中、7月の反攻の立役者となった。
打席登場曲は人気アニメ「ドラゴンボールZ」の主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」。母国のドミニカ共和国で幼少期に見ていたといい、好きなキャラクターに主人公の孫悟空を挙げる。趣味は任天堂のゲームをプレーすることで「和食を制覇したい」と日本文化の吸収に意欲的だ。
チームメートが本塁打を放てばベンチから飛び出して喜びを爆発させ、打った打者とは一番にハイタッチを交わす。信条は「全部100%でやる」。守備と走塁も手を抜かず、
相川亮二監督は「ハッスルプレーを見せてくれる。非常に頼りになる選手」と信頼を寄せる。
「長打力が強み。本塁打に注目してほしい。打点にフォーカスしてほしい。日本で活躍したい」と貪欲に語る。打線に欠かせぬ存在となった助っ人が、後半戦もポイントゲッターとして君臨する。
写真=BBM