
確かなミート力と勝負強い打撃でチームを勝利に導いている
プロ2年目のヒットマンが、上位生き残りへ正念場を迎えている
オリックス打線のキーマンとなりつつある。
山中稜真は交流戦明けから主に二番打者として、シュアな打撃で貢献を続けている。
「緊張しないわけではないですけど、最初に昇格したときに比べたらその緊張に慣れたかなと。ちょっと周りが見えたり、いろんなことを考えられる落ち着きが今はある」
ここまで規定には未達ながら、球宴前まで51試合に出場して打率.314と高打率を維持。特に得点圏では.395を誇るなど、確かなミート力と勝負強さを兼ね備えるその姿に、球団関係者の中では「
ソフトバンクの柳町みたい」と称する声もある。3月15日のオープン戦・
ヤクルト戦で左手指に死球を受けたこともあり、開幕は二軍スタートだった。それでもファーム・リーグで3、4月度の月間MVPを受賞し、5月19日の今季初昇格後も6月14日の
阪神戦(京セラドーム)で自身初のサヨナラ打を放つなど快打を量産。
シーモアの不調や
頓宮裕真の不在もあり、一塁の定位置をつかみ取ろうとしている。
7月23日のソフトバンク戦(みずほPayPay)では、今季初先発の高卒2年目右腕・
山口廉王へ積極的に声を掛ける姿があった。「打つだけが野球じゃないので。自分より年下の選手がああやって頑張っていて、僕も何かしら力になりたいと。ベンチに帰って気になったことを会話したり、そういうのは必要と思うので」。社会人・三菱重工East出身の25歳は、バット以外でもチームに貢献できる術を知っている。
写真=BBM