押しも押されもせぬ扇の要となるべく、後半戦も貪欲にマスクをかぶる。プロ4年目の松尾汐恩は7月に22歳となり「失敗もあると思うけど、それを糧に頑張っていけるような1年にしたい。幸せなことばかりじゃないと思う。それをどんどん乗り越えてという感じですかね」と決意を新たにした。
正捕手を担った
山本祐大が5月にトレードで
ソフトバンクに移籍し、経験がものをいうポジションを若くして任されるようになった。「複雑な気持ちはある」と率直に語りつつ「自分がこれからベイスターズを背負っていかないといけない」と腹をくくった。
前半戦は出場60試合で打率.263、4本塁打、14打点。5月は3割超えの月間打率をマークし、7月は3本塁打と持ち味の打力を発揮した。一方、守備面ではリードを含め研鑽を積んでおり、投手との密なコミュニケーションに加え、相手のデータ分析など余念なく試合に備える日々だ。
捕手出身の相川監督が「チームを引っ張るキャッチャーになってほしい」と期待を懸ければ、バッテリーを組むエースの
東克樹も「日本を代表するキャッチャーになってもらいたい。僕が汐恩を育てる。彼がキーマン」と実力を見込んでいる。
松尾の豊かな将来性は誰もが認めるところ。「自分でつかみ取ったレギュラーではないと思う。より自覚と責任を持って、みんなに認めてもらえる選手になれるように頑張りたい。(期待を)裏切らないように、日々気を緩めることなくやっていきたい」。覚悟を胸に、独り立ちする。
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