
チームで最初の10勝をマークするなど、先発をけん引している
首位を快走するチームで左のエース格まで成長した。前半戦を締めくくる7月26日の
西武戦(ベルーナ)。
前田悠伍は6回まで0を並べ、開幕から無傷の8連勝を飾った。高卒3年目以内では甲子園を沸かせた
田中将大、
大谷翔平の7連勝を超えた。「意識はしていないですけどね。本当に野手の皆さんのおかげです」と初々しい笑顔を見せた。
大阪桐蔭高では2年夏の甲子園に出場。春夏連覇を狙ったが、準々決勝で涙をのんだ。ドラフト1位で
ソフトバンク入団。1年目はプロ初登板、2年目は初勝利、そして3年目の今季に非凡な才能を開花させた。開幕に出遅れたが、5月10日の
ロッテ戦(みずほPayPay)で今季初勝利。当初は5回で降板することがほとんどだったが、交流戦途中から一気にギアが上がった。6月13日の
ヤクルト戦(みずほPayPay)からは5試合連続7回を1失点以内。前半戦だけで8勝を積み重ね、「自分でも少し驚いてはいます。自分だけの数字じゃない。野手が打ってくれたり、守ってくれたりの兼ね合いもある。あまり深く気にはしてないですね」と話した。
当然、首脳陣の評価もうなぎ上りとなる。
小久保裕紀監督は「ゲームを支配する姿が見えてきている。トッププレーヤーに上り詰めるサイクルに入っている気がしますね」と褒めちぎった。新人王資格を持ち、初の2ケタ勝利も達成。「もっともっと自分的にも長いイニングを投げれるようにやっていきたい」。試合の支配者となり、鷹の真のエースへと上り詰めていく。
写真=BBM