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阪神・今朝丸裕喜「プロで勝てるピッチャーになりたい」甲子園で味わった悔しさを糧に/甲子園のヒーローは今

 

一軍の高いレベルに直面しながらも、その経験を糧にさらなる成長を目指す今朝丸


 今朝丸裕喜にとって、夏には特別な思い出がある。

 報徳学園高3年の夏、エースとして甲子園に出場した。しかし、結果はまさかの1回戦敗退。大社高を相手に7回途中まで投げ、3失点、9奪三振と力投したものの、チームは1対3で敗れた。2年春、3年春と2季連続で準優勝を経験していただけに、最後の夏はあまりにも早く終わった。

 それでも、今朝丸に涙はなかった。悔しさを胸に刻むように、「プロで勝てるピッチャーになりたいと思います」と、次なる目標を明確にした。

 25年ドラフト2位で地元・阪神に入団。念願のプロ入りを果たした。1年目の昨季は二軍で12試合に登板して5勝を挙げ、そして2年目の今季は、自らの現在地を知るシーズンとなった。

「一軍とファームの力の差を知りました」

 そう語ったのは、プロ初先発となった7月15日の中日戦(バンテリン)の試合後だった。

 この試合では、2対1で迎えた4回に四球をきっかけに同点とされると、八番・ボスラーにフォークをとらえられ、勝ち越しの2ランを浴びた。それまでの2試合はリリーフで好投していたが、先発のマウンドでプロの厳しさをまざまざと味わった。翌16日に登録抹消。その後は二軍で登板を重ねている。

 今季は初めて一軍の春季キャンプメンバーに選ばれ、公式戦でも一軍のマウンドを経験した。そこで感じた課題を持ち帰り、いまはファームで一つずつ向き合っている。目標は、はっきりしている。

「大きな目標は200勝投手」

 甲子園で味わった悔しさも、プロの壁にぶつかった経験も、すべてはその先につながっている。まだ20歳。今朝丸は一軍の戦力となる日を目指し、ファームでもがきながら、着実に成長を続けている。

写真=BBM
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