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日本ハム・山縣秀 もがき、はい上がる準備の時「どんだけつらくても野球を嫌いになることはない」/2年目の命運

 

困難すらも自身の成長の糧として歩んでいく


 山縣秀が苦難の2年目シーズンを送っている。ルーキーイヤーの昨季は、84試合に出場。持ち前の守備だけではなく、バッティングでも3本塁打をマークするなど存在感を示した。「自分の思いどおりではないですけど、想像以上だったので。ホームランはプロ通算ゼロだと思っていたので、そこをいい意味で自分も裏切れた感じがしています」。オフは徹底的に自分を追い込み、黙々とバットを振ってきた。

 万全の準備をして臨んだシーズン。自身初の開幕一軍入りを果たすも、なかなか快音が響かなかった。18打数無安打と苦しみ、4月末に出場選手登録を抹消された。ファーム再調整を経て、努力が報われたのが、6月4日の広島戦(マツダ広島)。今季、25打席目に飛び出した待望の初安打が、チームを救う決勝打になった。「いつかヒットが出る、いつかヒットが出ると言われていたんですけど。こういうところで打つために出ていなかったと思えば……ちょっとしんどいですね(笑)」と、安堵の表情を浮かべた。

 8月6日に再びファーム降格となるなど、ここまで思うような成績を残せていないが、野球をできない時期もあったことを考えればつらくないという。昨年クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで左太ももを負傷。「(あのときの)不自由を思えば、今の状況は幸せなこと。野球をできていること自体が幸せ。どんだけつらくても野球を嫌いになることはないです」と話していたこともあった。困難は乗り越えられる者にしか訪れない。前だけ向き、進んでいく。

写真=BBM
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