
高卒2年目の今季、リリーフとして勝ちパターンの一角を担う篠原
昨年高卒ドラフト5位で入団した
篠原響に対して首脳陣から「ものすごいポテンシャルの持ち主」「今後が楽しみ」など早々から賛辞が絶えなかった。とはいえ、勝利が最優先となる一軍の試合で投げるには打球処理、体力やメンタル面の強化など「投球」以外の要素も必要不可欠となる。そうしたプロとしての基礎的なスキルを身につけた上で昨年9月7日の
ロッテ戦(ベルーナ)でプロ初登板初先発を迎え、4回2/3を4失点。9月26日の
日本ハム戦(同)では2度目の先発で2回1/3を4失点と1年目は0勝1敗、防御率10.29だった。
迎えた2年目の今季、西口監督から中継ぎ起用を明言された篠原は春季キャンプから一軍に帯同し、開幕一軍入りも果たした。そして、着実に首脳陣からの信頼を勝ち取っていき、8月22日現在、チーム2位の35試合に登板、2勝2敗、24ホールド、1セーブ、防御率1.85と主戦力の一人としてチームに大貢献している。
初の中継ぎ挑戦には「毎日ブルペンに入るので、先発だった昨年以上に1年間のしんどさを感じています」と話す。それでも「今の先発陣の顔ぶれを見たら、自分が一軍に入ることは難しかったと思う。なので今年中継ぎとして一軍の打者と対戦の場数を踏めていることが、来年以降に生きてくると思います」と感謝と充実の日々を過ごしている。
その中で、自らに課すのが「奪三振率」だ。「一番安全なアウトですし、『三振を取れる=投手の力』だと思うので」。高卒2年目での一軍定着も「マスト。その中でいかに結果を残すかが大事」と淡々。頼もしき19歳右腕が見据える頂はとてつもなく高く、雄大だ。
写真=BBM