勢いは増すばかりだ。チームに現れた新星、浦田俊輔は新人王レースの中心にいる。
昨季、九産大からドラフト2位で入団した俊足の内野手は、正二塁手の吉川が手術明けで不在だった春に猛アピールに成功。開幕スタメンを勝ち取ると、6月上旬から一番打者に定着した。
「最初はあまり結果を残せていなかったですけど、我慢して使っていただいて、今の自分があると思っています」と首脳陣の期待に応える日々。打率はチームトップの.284、リーグ最多の31盗塁をマークしている。
監督推薦でオールスターにも初出場。富山での第2戦に九番・二塁でスタメンに名を連ねると、二盗、三盗を立て続けに決めるなど持ち味をしっかり披露したが、「自己採点は30点。2回“しか”走れなかった」と、大胆な一面ものぞかせた。
二塁守備でも俊足を生かした広い守備範囲と、本職は遊撃としてプロ入りした強肩が光る。「昨年から春季キャンプと、ずっと(一軍ディフェンスチーフコーチの)川相(
川相昌弘)さんに教わってきた積み上げが試合に出ている」と感謝する。
盗塁王を射程圏にとらえながら、1年目の昨季を60打席ジャストで終えたことにより新人王の資格もある。チームメートの左腕・
竹丸和幸や
阪神・
工藤泰成らと栄誉を争うが、「今年、絶対優勝できるように目の前の1試合を頑張りたい」とチームの目標だけを見据えて走り続ける。
写真=BBM