
ムードメーカー役だけでなく、攻守にチームをもり立てる
チーム屈指のムードメーカーとして思い浮かぶのが、プロ4年目の
奈良間大己だろう。入団当初は“勝利の一丁締め”の発声役を任され、「おーつかれさまでーーす!」と甲高い声を張り上げ、球場を盛り上げた。ファンの心をつかみ、スタンドを一体化させるパフォーマンスとして定着した。昨季は主に守備固めとして86試合に出場し、失策ゼロ。持ち前の明るいキャラクターだけではなく、スーパーサブとしてもチームを支えた。
陽気な姿を見せる一方、真面目で勉強熱心な一面もある。本拠地・エスコンFでの試合日は、「朝に済ませたいほうなので」と早めに球場入りしてトレーニング。グラウンドに出てきてランニングをこなすなど、黙々と体を動かしている。二塁、遊撃、三塁と複数ポジションに就くこともあり「カード頭は全部のポジションで相手の打球方向を見て」と、データをくまなくチェック。万全の準備をして、日々出番に備えている。
昨年、1児のパパとなり、今シーズンに向けて「試合にずっと出られるように」と決意も新たにしていた。新庄監督に新年のあいさつをした際には「今年は芯に当てろよ」とアドバイスされ、シーズン開幕からその教えを守って、ここぞの場面で勝負強いバッテイングを披露。スタメン起用もぐっと増え、安打、本塁打、打点など打撃各部門でキャリアハイの成績を残している。ホームラン時の豪快なバット投げや、ガッツあふれる守備も背番号58の魅力。その熱いプレーと唯一無二のキャラクターで、これからもチームをもり立てていく。
写真=BBM