
プレーでしっかりチームの勝利に貢献することをまずは目指していく
8月2日の
オリックス戦(ベルーナ)。3安打2打点の活躍でチームの勝利に貢献した
蛭間拓哉は2年ぶりのお立ち台に立った。「もうこの舞台に立てないかもしれないと思うこともあった」と昨季12試合出場、打率.176に終わるなど、結果が出ずに苦しんだ日々の心境を素直に吐露した。そして、その不安を振り払うかのように持ち前の太陽のような笑顔で「今日もジャパ〜ン(登場曲で使用する『2億4千万の瞳』にかけて)いち熱いご声援をありがとうございました〜!」と本拠地の
西武ファンを盛り上げた。
1年目から、蛭間は積極的に盛り上げ役を買って出てきた。「プロに入ったときに『プロ=スマート』、悪い言い方をすれば、少し『スカしてる』みたいな感じを受けて。今、夏の甲子園を見ていても、1つの安打、1つの勝利が当たり前ではないとあらためて思います。プロとか学生とか関係なく、そういう熱さが、今こそ必要ではないかな」との思いがあるからだ。
だが「何かを変えたい」「自分以外の人も巻き込んでいきたい」と、この4年間ベンチでの声出しや表舞台でのマイクパフォーマンスなどを意識してきたが、「野球で結果を出していないと、そういう部分にも信頼が生まれない」と思い知った。特別派手なアピールはせずとも「栗山(
栗山巧)さん、(FA加入した)桑原(
桑原将志)さん、石井(
石井一成)さんは言葉や行動でチームの流れや雰囲気を変えられる」。それこそが蛭間の目指す「真のムードメーカー」だ。
「実績でも盛り上げ役としてもチームを引っ張りたい」
8月27日に出場選手登録を抹消されたが、再び這い上がる。
写真=BBM