
チーム一のムードメーカーは同学年捕手に負けじと、プレーでも戦力となる
オリックスのムードメーカーと言えば、この男以外には語れないだろう。
石川亮、30歳。2022年オフに
齋藤綱記とのトレードで
日本ハムから加入し、今季が加入4年目の二枚目捕手は、常にいつ訪れるか分からない出番に備えながらも、自らにできる役割を全うしている。
味方の攻撃中は誰よりもベンチで声を出し、ナインが守備から戻るときや投手の交代時は真っ先に最前へと飛び出して選手を出迎える。常に周囲とコミュニケーションを取ってナインを盛り上げる姿勢を、球団関係者は「何よりも周りが見えているし、気遣いができる選手」と評価する。
捕手には同学年の
若月健矢、今季は左手首手術で離脱したものの
森友哉が君臨し、
福永奨も台頭。それでも以前には「(ムードメーカーの)立ち位置が合うみたいな感じですけど、僕の中では逃げかなと思っているところでもある。
ワカ(若月健矢)でも友哉(森友哉)でも流れが変わらないときに、“亮でいこう”と言ってもらえるぐらいの位置に上がりたい」と、プレーでチームの雰囲気を変えられる選手を目指す決意を語っていた。
機会を待ち続け、8月6日
楽天戦(京セラドーム)で24年9月11日
ロッテ戦以来、694日ぶりのスタメンマスク。再び
田嶋大樹と先発バッテリーを組んだ13日の楽天戦(楽天モバイル)では、6投手を懸命にリードして3年ぶりのフル出場でチームを勝利へと導いた。「(戦力になることを)あきらめていないし、一軍でも二軍でもやることは変わらないと思うので」。選手としてのプライドを胸に、チームの流れを変えられる存在を目指す。
写真=BBM