DeNAには、勝利後のロッカールームでの儀式がある。7月初めに発案したのが、S.レイノルズだ。試合のヒーローに選ばれた一人の選手が、レイノルズ自前のネックレスを渡され、次の勝利時に新たな殊勲者に受け渡してきた。抑えを担う右腕は「すごくいい雰囲気。みんなが勝ちに向かって球場に足を運び、毎日プレーしている」と明るい表情で語る。
身長203cmを誇り、真上から投げ下ろす最速161キロの直球を軸に打者をねじ伏せる。全投球の半分近くを占めるカットボールのキレ味も抜群。来日1年目の今季は開幕からセットアッパーを務め、7月から抑えを任されている。横浜スタジアムでは9回のセーブ機会で投げる際に特別な演出があり「そんな中で登板できることを本当にうれしく思っている」と声を弾ませる。
気迫みなぎる投球でもナインの闘志に火をつける。8月7日からの
広島3連戦(横浜)では、今季チーム初となる3連投。3戦目は3点リードの9回を3者連続三振で締め、3連勝に貢献した。
相川亮二監督は「球数が少なかったらイニングまたぎをすると言うし、3連投も自分から言ってくれる選手。ベンチとしてすごくありがたい」と信頼を寄せる。
チームが4勝15敗と大きく負け越した6月を終え、ナインの前で「難しい状況になって硬くなってしまうところだけど楽しもう。残り3カ月で自分たちがどうあるかは自分たちが決められる」と奮起を呼び掛けたのもレイノルズだった。プレーでチームを支える助っ人にとどまらない存在感を示している。
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