
8月26日の楽天戦で決勝打を含む3安打。以降は打撃も復調の気配だ
八番で51試合、九番で34試合(9月7日時点)のスタメンはいずれもチーム最多。
オリックスの下位打線を支える存在として
若月健矢は奮起を続けてきた。
「自分が打ててないのは心に留めながら、調子を上げないとマズいなと」
昨季は自身初のシーズン100安打を記録するなど、打率.272、6本塁打を記録。一転して今季は開幕から2割台前半を推移するなど苦しいシーズンとなっている。昨オフからWBC出場のために準備を続け、本大会を経てほぼ休みのないままシーズンに突入。「今年は本当に難しい入りと言えば入りだったんですけど、もう忘れましたね」と言い訳はせず、マスクを被り続けている。
8月15日の
日本ハム戦(京セラドーム)を最後に6試合15打席無安打と苦しみ、打率.201と1割台が目前に。そんな状況で迎えた26日の楽天戦(京セラドーム)では3回先頭で右前打を放ち、一挙3得点の足がかりを築くと、8回一死二塁では右翼へこの日3本目の安打となる決勝の適時三塁打。「(打率)1割の壁が迫っていたので……。何とか第一ステージは耐えました」と意地の一振りで、5点差からの逆転勝利に貢献してみせた。
得点圏打率の高い
宗佑磨が一番に定着しつつあり、九番打者の際に求められる機会の多い犠打もチームトップの18。小技の正確性にも定評のある扇の要だが、今季の開幕戦は「五番・指名打者」での出場だった。「もう一回そこに返り咲けるように、頑張りたいと思っています」。下位打線にとどまり続けるつもりはない。
写真=BBM