昨年はケガの影響で29試合の登板にとどまった鈴木昭汰だが、今季は勝ちパターンの一角として勝利に貢献している。
「真っすぐの角度と、ストレートのコントロールを、間違えちゃいけないときに間違えていないので。それが大崩れしない原因かなとは思います」と好調の要因を語る。
特に手応えを感じているのが、右打者への内角球だ。
「僕にとっては、右バッターのインコースに角度のある真っすぐを投げるのが生命線。ちゃんと入ってくるような真っすぐを投げられているし、制球力も良くなってきている」
最優秀中継ぎ投手のタイトル争いにも加わっている。「意識はしますよ。意識しますし、獲ってみたいなと思う。しかも、それを僕が獲るってことは、チームが勝つわけじゃないですか。1試合でも多くそういう場面で投げたいし、しっかり投げたい。それで最終的にタイトルが付いてきてくれれば、うれしいです」。まずはチームの勝利が最優先。その先にタイトルを見据える。
強い意欲を持ちながらも、自らを追い込み過ぎない。
「『絶対獲りたい』って思っているけど、まあ獲れなくてもって思っておかないと、自分で苦しくなっちゃうので。いいことなのに苦しくなっちゃうと思うので。そこは、毎日同じメンタルでマウンドに上がろうとはしてます」
重圧とはうまく付き合い、目の前の打者を打ち取る。積み重ねてきた経験を自信に変えて、初タイトルに挑む。
写真=戸加里真司