
勝ちパターンの「8回の男」に定着したプロ5年目、初のタイトル奪取を狙う
不動のセットアッパーに上り詰めた右腕が、帰ってきた。上半身のコンディション不良で戦線を離脱していた
椋木蓮が、8月27日に出場選手登録。同28日の
ソフトバンク戦(京セラドーム)で2点劣勢の8回にマウンドへ上がり、復帰後初マウンドを三者凡退で抑えた。
「もう、状態はいい感じなので。あとは勝ち試合でつないでいくだけ。絶対に点は取られないぞって気持ちで、いつも裏で控えています」
初めて開幕から救援専任で迎えたプロ5年目に飛躍を遂げ、8回の男に定着。開幕直後からホールドポイントでリーグトップを快走していた。だが、8月11日からの仙台遠征で右肘に違和感を覚え、同14日に出場選手登録を抹消。最優秀中継ぎ投手のタイトルを目指す個人、そして何よりチームにとっても痛恨だった。「自分が一番上がりが多くて、大事に使ってもらっていた。申し訳ない思いが強い」。穴をあけてしまった悔しさ、そして状態を配慮しながら起用してくれていた首脳陣に抱く申し訳なさの思いが、胸を締めつけた。
幸いにも離脱期間は短期間で済み、復帰後の9月は登板3試合連続ホールドをマークし、14日時点でリーグトップの31ホールドポイント。ソフトバンク・
松本裕樹、
ロッテ・
鈴木昭汰、
西武・
篠原響との争いはシーズン最終盤までもつれることになりそうだ。「残り試合も少なくなりました。投げる回数も少ない。1試合1試合が大切になる」。チームの勝ちに貢献したい思いが、背番号15の何よりの原動力である。
写真=BBM