
二軍再調整を経て、本塁打もマークするなど持ち味を見せて試合で活躍している
開幕当初の不振を乗り越え、
郡司裕也が存在感を示している。
中日からトレードで加入4年目の今季は、開幕四番でスタートしたものの、シーズン序盤は持ち前のバッティングで苦しんだ。6月中旬からはおよそ3週間の二軍再調整も経験。7月に一軍復帰してからは、本来の調子が戻ってきた。
7月は月間打率.308をマーク。さらに勢いを加速させたのが、キャッチャー起用だ。8月8日の
楽天戦(エスコンF)では、ビハインドの場面で、約1年ぶりにマスクをかぶった。登録は捕手ながら、今シーズンは春季キャンプから練習をしてこなかった。それでも、難なくこなし「やっぱり根はキャッチャーなんだなと感じました」。翌日からは防具を着けて、本格的な練習を再開。同13日の
西武戦(同)では、今季初めて捕手としてスタメン出場し、先発の山崎を好リードした。「バッティングはあまり期待しないでほしい」と言いながら、打っても5月30日の
巨人戦(同)以来となる一発を放ち「力の抜け方が良かったんじゃないかと思います」と振り返った。
そこからスタメンマスクの機会が増え、打撃も上向きに。8月は打率.326と好成績を残した。「
ボス(新庄監督)だからしてくれることだと思いますし、僕だからできることだと思いますし、貴重な経験をさせてもらって本当にありがたいなと思います」。チームにとっても、捕手、外野、一塁とさまざまな役割をこなせるユーティリティープレーヤーは貴重だ。シーズン終盤戦、背番号3が持ち味を存分に発揮していく。
写真=BBM